皆実塾塾長のブログ

68.呼び方ひとつで見えるもの

2025年07月09日 11:10

わが家の息子は、まだ自分のことを「●●くん」と呼んでいます。かわいらしいのですが、そろそろ「僕」や「俺」に切り替える時期かなとも思っています。


実は私、お子さんが自分のことをどう呼んでいるかは、けっこう見てしまいます。その呼び方には、自我の発達段階や、家庭の雰囲気がよく表れるからです。


同じように、親が他人に向かって自分の子どものことをどう呼ぶかも、その人の価値観がにじむポイントです。家庭内のあだ名のまま「○○くん・○○ちゃんが~」と話すよりも、「息子」「娘」など、少し社会的な呼び方を選ぶだけで、聞く側にとってのわかりやすさや配慮が伝わります。


呼称は単なる言葉づかいではなく、関係性や距離感を映し出す鏡のようなもの。小さな違和感や成長の兆しを、呼び方から読み取れることも少なくありません。