16.算数は言語?
2024年08月27日 17:26
僕は数学者ではないので、この数式が美しいだとか、この証明は美しいだとか、数学に関してロマンを感じたことはありません。
ただ一つ、これまで生きてきた中で肌感覚としてあるのは、
算数(数学)は言語に近いものなのではないか
ということです。
「今日は雨が降るらしいよ」と言われたときに、私たちは一瞬で意味を理解し、なんとなく光景をイメージをしますよね。
では、算数においてはどうでしょう。
「10×10は?」「1,000円の3割引きは?」と聞かれたときに、ぱっとイメージが浮かびますか?イメージができるとまではいかなくても、何も考えなくても答えが浮かびますか?
答えが一瞬で浮かばない人、それはまだ算数(数字の概念)があなたの中に言語として染み込んでいないのではないでしょうか。
大小の感覚・割合の感覚、これは訓練で身につきます。
リットルやデシリットルの単位が苦手な子、いますよね。
頭の中で200mlの計量カップが2デシリットルというイメージが付いていませんね。
日本語だって、生まれて死ぬほど聞いて喋って、ようやく使いこなせるようになりましたよね。言語とはそういうものですよね。
算数だって、死ぬほどやらないといけないのです。
だって、言語なんだから。
いちいち考えなくてもイメージが湧いてくるところまで、やらないといけないのです。