皆実塾塾長のブログ

22.日本語力をつけるには

2024年08月27日 17:36

言語というものは、本来は勉強として習うようなものではありません。
社会集団で生きていくため、コミュニケーションを取るために必然的に習得していくものです。

私の息子は今2歳半ですが、正に言語習得の初期段階であり、言語の発達の様子を見るのが本当に面白いです。
「あぁ、こうやって人類は言語を身に着けていくんだ」としみじみ思います。
声帯の発達に伴い、まずは自分が出せる音から真似しやすい言葉「ママ」「まんま」などを習得していきます。きっと、生きるためにまず必要な言葉は、どの言語でも発声しやすい言葉にしてあるのでしょう。

段々と語彙が増えていき、「あれは何?」と新しい物の名前を覚える手段を獲得し、どんどん語彙を増やしていきます。

息子の例で言うと
降りる・登るの区別がつかず逆になっていたり、イルカがいくらになっていたりしていて可愛いのですが、そうした間違いをする度に親としての我々がちょっとずつ修正していきます。

幼少期の子どもが一番喋る相手は親です。
何より重要なのは親との会話ですね。
親が語りかける言葉が全てといっても過言ではありません。

以前、こんな記事を読んで、とても印象に残りました。

https://note.com/shinshinohara/n/nc5b879384537

日常生活においては、確かに単語だけでも会話が成立してしまいます。
「おい、勉強は!」と言えば勉強しなさいという意味だとは理解できるでしょう。

お子さんに語り掛けている言葉は文章として成立していますか?
状況から察するのではなく、文章だけ見ても理解できるような言葉となっていますか?


まともな文章が書けない人、日本語力がまともでない人は、大人になって、社会人になってから舐められます。まともに相手にされません。

それほど日本語力は重要なのです。