皆実塾塾長のブログ

愛嬌（あいきょう）とは、辞書によると

1. にこやかで、かわいらしいこと。
2. ひょうきんで、憎めない表情・しぐさ。
3. 相手を喜ばせるような言葉・振る舞い。
4.（多く「御愛嬌」の形で）座に興を添えるもの。ちょっとしたサービス。座興。

だそうです。

このよく分かるような、分からないような曖昧な概念こそが、人生を生きる上でとても大切な鍵なのです。

人間は社会的な生き物です。
自分一人で完結することはできません。

中学の内申点、評価するのは先生です。先生は人間です。ロボットではありません。テストの点が全く同じな場合、いつもニコニコと話しかけてくれる子とぶすっとそっぽを向いている子、どちらを評価したくなりますか？

無事社会人になりました。会社には上司がいます。同僚がいます。部下がいます。取引先や顧客がいます。ちょっと失敗してしまった時、助けたくなる人はどんな人ですか？

もちろん愛嬌さえあれば何でも許されるということではありません。
しかししかし、愛嬌ほどどんな人に対しても通用するものはありません。

愛嬌は、持って生まれるだけではありません。自発的に身に着けることができることもできます。